苦境のライブハウス、観光産業とコラボで着物ライブ開催

新型コロナウイルス感染拡大に伴う東京都の「休業要請ステップ3」の最中、6月16日(火)に、浅草にあるライブハウス「Asakusa Gold Sounds」にて無観客中継ライブ『Asakusa Gold Sounds 救済計画』が開催された。

『Asakusa Gold Sounds 救済計画』は、4月より営業自粛の中、出演者・関係者・スタッフの人数を最小限として無観客によるライブ中継イベントで5月より不定期開催しているとの事。

●みんな苦しいが「浅草」という立地を生かしたイベントの企画を立案

「Asakusa Gold Sounds」のSHU店長によると、新型コロナウイルス感染拡大の影響により3月中旬より公演の中止や延期が相次ぎ、4月はすべての公演が中止となったとの事だ。
国や東京都の情報をチェックしながら、スタッフと相談し無観客ライブの中継を5月から開始するものの従来の売上には程遠く、スタッフの給与をどう捻出するのか苦悩の日々が今でも続いているようだ。

6月に入っても、アーティストやバンドメンバーたちも活動再開はしたいものの自粛が続いているとの事で出演者の確保の課題に直面しているようだ。同会場にてバースデーイベントを毎年定期開催している声優の涼城えみさんとの打合せの中で、「会場近くにあるレンタル着物店もずっと休業しているが、着物借りられないものだろうか?」という事より、ブッキング担当の丸山遊さんが中心になり、着物でのライブ実現に向けて動きだす事になった。

●普段とは違うライブステージを演出する事で配信視聴の壁をクリア

当日の出演者は、声優の涼城えみさん、小松美恵さん、アーティストのMicAさんの3名。コロナ禍以前の3名は、多くのライブイベントに出演していたが、中継ライブへの出演経験は少なくファンの方がPCやスマホ等で視聴してくれるかどうかの不安があったそうだ。
ライブイベントは約1ヶ月前に決まり、当日に向けて3名それぞれが自身のスマホを活用した配信の実施や、ネット系トーク番組を立ち上げて、ファンの方には配信を見る事への抵抗感の軽減に努めたとの事。

そして、普段見る事がほぼ無い「着物でのライブ」を目玉として、ライブイベントの中継番組への誘導を図る。

●イベント当日の様子

14時00分、出演者が「Asakusa Gold Sounds」に集合。会場スタッフと本番の流れやCD音源の確認などを行う
14時30分、会場から徒歩1分にあるレンタル着物店「浅草着物レンタル 和善」にて着物選びを行う
15時15分、会場に戻り準備を開始、視聴予約されたファン向けにメッセージカード等を記載
16時00分、リハーサル開始、その後レンタル着物店へ移動し着付け開始
17時30分、3名の着付けが終わり会場に揃う、すぐに自撮り写真、集合写真撮影が行われる
18時30分、本番スタンバイ
18時40分、中継放送開始、オープニングトーク(無料視聴可能)
19時00分、ライブ本編開始、有料放送
21時00分、ライブ終了、さらに写真撮影などが行われ、着替えや片づけを行う
22時00分、完全撤収

会場入りしてからは3人とも共通して、写真の撮影やメッセージカード等の記入を行い、イベント本番中も出演者同士でステージ写真を撮りスマホを使い共有しており、常時忙しい様子であった。

おすすめの記事